ファースト第2話 「you want some white meat, bitch!?」
一編一編がホラー映画仕立てで、ひじょーに贅沢なつくりをしているドラマ・スーパーナチュラルですが、第1回が霊だったのに対し、第2回は郊外型スプラッタ的なストーリーになっています。ジェイソンとかそんな感じですよね、キャンプに出て怖いのに一人ずつ消されていく…
私自身はホラー映画、とくにスプラッタものは、スプラッタシーンを別にしても、積極的に観たいジャンルではなかったのですが、ウィンチェスター兄弟が絡めば話は別です。
それに今回のこのタイトル。邦題こそ「闇と戦う旅出」ですが、原題はなんと「Wendigo」。電源不要型RPGが好きな私にとってこれはとっても懐かしい名前でした。というのも、ウェンディゴを狼人間の一部族として扱っているゲームがあったのです。
なもんですから、私はこのエピソードを実際に見るまでの間ずーーーーっと、「ワーウルフの話なんだ」と思い込んでいました。
ここからは、スーパーナチュラル第1シーズン第2話 Wendigo 「闇と戦う旅出」のネタバレ日記となります。画像もなく延々と萌えポイントの羅列が続きます。他人の萌えに興味のないかた、これからエピソードをごらんになる方はどうぞスルーしてくださいませ。
■悪夢
オープニング、サムがスーツ姿で花を持って登場します。スーツ姿、似合いますよね。この先何度か兄弟そろってのスーツ姿を見ることが出来ますが、兄だって負けてはいません。が今回はサミーのみ。サムがお花を持ってきたのはジェシカのお墓でした。墓石にあるジェシカの幸せそうな笑顔を見て声が詰まります。サムの涙目、ホントにセクシーだと思います。セカンドシーズンでサムのボロ泣きを見せられたときは、お兄ちゃんだけでなくテレビのこっち側の私まで貰い泣きしてしまいました。もちろんこのエピソードの涙にも貰い泣きです。
で、貰い泣きしたかと思ったとたんに墓の中から手が出てきて脅かされるのです。サムだって飛び起きちゃうわけです。
移動中のインパラの中。ディーンは怪訝そうな、と表現すべきなのでしょうが、恐らく凄く心配だったのだと思います、そんな表情で「大丈夫か?」と声をかけます。また悪い夢見たのか? お兄ちゃん何でもお見通しです。どうとも返事が出来ないサムは思わず咳払い。
Dean: You wanna drive for a while?
Sam: {Laughs} In your whole life you never once asked me that
Dean: Just thought you might want to, never mind
Sam: Look man, you’re worried about me, I get it and thank you but I’m perfectly okay.
(ディーン:ちょっと運転してみるか?
サム:(笑って)今まで生きててただの一度もそんなこと言ってくれたこと無いのにどうして。
ディーン:してみたいかなあと思ってさ。気にすんな。
サム:なあ、心配してくれてるの分かるし嬉しいんだけどさ、僕ぜんぜん大丈夫だから。)
車の運転。後のエピソードでは散々交代してるんですが、そして第1話でもサムが運転してるんですが(ディーンが逮捕されてたからやむなくだけど)、お兄ちゃんが積極的に弟に運転させたことがただの一度もなかったのです。その大事なインパラを運転してみるか、なんて言ってみるのは、お兄ちゃん心なのでしょうね。
俺超平気だから気を遣わないでくれよとつっぱねる弟が話を変えるままにしてあげるディーン。パパの残した座標はブラックウォーター・リッジの森のど真ん中。
Sam: {Looks again at map} There’s nothing there, it’s just woods. Why is he sending us to the middle of nowhere?
(サム:(地図を見直し)森以外何も無い。親父はなんでこんな何も無いところへ行かせるんだろう?)
There's nothing there = the middle of nowhereという表現にちょっと関心してしまった私。
■家族を何よりも思うこと
入山管理所のようなところへ立ち寄る二人。レンジャーの人に、行方不明者の妹の友人だろうと勘違いされたのをいいことに、ディーンが森に立ち入った人の情報を手に入れます。なんと言う詐欺師顔でしょう。胡散臭い笑顔もディーンにかかればステキスマイルになってしまうのですね。その妹ヘイリーの元へ話を聞きに行こうとするディーンにサムが噛み付きます。ナンパのつもりか?親父の示した座標が目の前なのにどこいくんだよ。個人的にはこれは「ステキスマイルを他人にばらまくな」ということなのかと映ったのですが…腐りすぎですよね。スミマセン。
二人はヘイリーの家へ行きレンジャーだと名乗ります。また偽造IDを見せて。まあ名乗ったのはディーンだけど。ヘイリーいわくトミーは確かに下山日前だけど、メッセージ毎日送ってきてたのにそれが途切れたんだから何かあったに違いないそうですが、サムも言うように電波が悪いだけかもしれません。そう突っ込まれたヘイリー、あっさり「衛星電話持ってるし」。衛星電話使ってまで連絡しなくちゃいけないものなのか! ま、この後出てきたディアハンターのロイも衛星電話持っていたので、そんなものなのかもしれませんが…。
そんなことなので心配極まるからと、ヘイリーはガイドを雇い(これがロイですね)ブラックウォーター・リッジへトニーを探しにいくといいます。消息の耐えた家族を心配し果敢に行動するヘイリーにお兄ちゃん感激です。自分と重なって見えたのでしょう。実際、弟がふいに居なくなったときは大変な騒ぎなのです。弟も兄がほんの3時間連絡つかなくなったらエラいことになりますが…。
それはそれとして。
兄弟は以前の事件での生存者に話を聞きます。誰も信じないからグリズリーの仕業と話したけど、ほんとは違ったみたいです。唸り声、すばやい動き、ドアの鍵を開ける知性。でもって、首元に残った獣の爪のあと。
エピソードタイトルWendigoから勝手にワーウルフを連想していた私には「ははーん。やっぱりワーウルフじゃーん」という頭しかもうありませんでした。
二人は話し合います。霊とか悪魔ならドア開けるなんてことをせずにすり抜けて入ってくるよな。だから違うっぽい。ブラックドッグ?スキンウォーカー?
Dean: Whatever we’re talking about, we’re talking about a creature and it’s corporeal. Which means we can kill it.
(いずれにせよ、そいつが生き物で有形だって話だろ。殺せる相手だってこと)
有形。有形なら殺せる。殺せるか殺せないかが大事なのですねディーン。物事はシンプルに考えようの典型のようなセリフです。ディーンのこういうところ大好きです。
ブラックドッグだかなんだか分からないけどパラノーマルなものが居ることのわかってる場所に行かせるわけにもいかないと主張し準備を始めるディーンに対し、サムは子守なんかやだよと反対します。このときのサムの反発と二人のガン飛ばし勝負といったら。サムがいくらガン飛ばしても…なんだかキュート。サムというか中の人であるジャレッドがドスの効いた顔つきじゃない気がするのですよね。それよりはもっと陽気に笑ってて欲しいかも。あるいはボロ泣きしてほしい!
■M&M's
翌朝の登山口でのヘイリー組の服装、重そうなバックパックとしっかりした靴で万端の準備です。なのに後から駆けつけた自称レンジャーのウィンチェスター兄弟ときたら。いつものカジュアルな狩りスタイルです。後から聞いた「Phantom Traveller」の音声解説によれば、このときのサムの靴は裏が木かなにかのツルツルの靴だったそうで、そんな舐めた装備で密林へ一緒に入ります。
やがてヘイリーにあっさりレンジャーじゃないことがバレてしまいます。ここで二人は目で会話します。ディーンがサムをちょっと見やり、サムが意を得て先へ進む。言葉がなくても、目があえば愛で心が通じるのですね。
Hailey: You didn’t pack any provisions. You guys are carrying a duffel bag. You’re not rangers so who the hell are you?
Dean: Sam and I are brothers, and we’re looking for our father. He might be here, we don’t know. I just figured that you and me, we’re in the same boat.
Hailey: Why didn’t you just tell me that from the start?
Dean: I’m telling you now. Besides it’s probably the most honest I’ve ever been with a woman. Ever. So we okay?
Hailey: Yeah, okay.
Dean: And what do you mean I didn’t pack provisions? {Pulls out a big bag of Peanut M&Ms}
(ヘイリー:あなた食料も持ってないじゃないの。ずた袋一個きりじゃない。レンジャーなんかじゃないわね。一体何者なの?
ディーン:俺とサムは兄弟なんだ。親父を探してる。判んねえんだけど、親父がここにいるかもしれなくてさ。君と似たような状況ってわけ。
ヘイリー:じゃあなんで最初からそういわなかったの?
ディーン:今言ったじゃん。女といてこれほど正直になったこともねえんだぞ。これでいいだろ?
ヘイリー:まあ、いいわ。
ディーン:で、俺が食料を持ってねえってか? (ピーナツのM&Mを取り出して))
お兄ちゃんそれはおやつだよ…。
でも、このM&Mが後で役に立つのです。
個人的に、この会話の「provisions」がどーしても聞き取れないでいます。何回このシーン観たか。
トニーがキャンプをしていたところに到着し、敵の正体がウェンディゴじゃないかということがわかります。そうなれば銃は使えない。引き返そうとサムが提案しますが、ヘイリーはトニーを見つけるまで帰らないと言い張ります。いずれにしてももう時間的に暗くなるし、暗くなったら相手はもっと強力で歯が立たなくなるから、ここで夜過ごししかないな、とお兄ちゃん。暗くなったキャンプエリアでアナサジの護符を書いて回ります。ロイが馬鹿にしてますが兄弟の顔は真剣そのもの。後半は大人の事情でパラノーマルをすぐ信じる人ばっかりになってしまいますが、こういう対比は面白いと思います。
■お兄ちゃん、真夜中のカウンセリングコーナー
サムが一人で膨れ面してるところにお兄ちゃんが声をかけます。
Dean: No you’re not fine, you’re like a powder keg man it’s not like you. I’m supposed to be the belligerent one, remember?
(ディーン:ご機嫌悪そうだな。怒りっぽくてお前らしくねえぞ。喧嘩っ早いのは俺の役目だぜ?)
いつも冗談めかして話すディーン。
Sam: Dad’s not here. I mean that much we know for sure, right? He would have left us a message, a sign, right?
Dean: Yeah you’re probably right. To tell you the truth I don’t think dad’s ever been to Lost Creek.
Sam: Then let’s get these people back to town and let’s hit the road, go find dad. I mean why are we still in here?
Dean: This is why {Holds up their dad’s journal} …This book.
(サム:親父はここには居ない。兄貴もわかってるんだろ? 親父なら何かメッセージとか印を残すはずだもの。
ディーン:そうだな、お前の言うとおりだと思う。正直言えば、ロストクリークにも来てないと俺は考えてる。
サム:じゃああの人たちを町に連れ戻して僕たちは出発しようよ。親父を探しにさ。何でここに居るのかわかんないよ。
ディーン:こいつがその理由さ(父親の手帳を出す)…この手帳だよ。)
ここであの名台詞が出ます。
Dean: This is dad’s single most valuable possession everything he knows about every evil thing is in here. And he’s passed it on to us, I think he wants us to pick up where he left off, you know saving people, hunting things. The family business.
(ディーン:こいつは親父がただひとつ大事に持ってた、知る限りの悪霊の知識を書き込んだ手帳だ。これを俺たちに残していったってことは、親父は遣り残したことを引き継いで欲しいと考えてるんだと思う。悪霊を狩って人を救うんだ。家業なんだよ。)
Sam: That makes no sense. Why doesn’t he just call us? Why doesn’t he tell us what he wants; tell us where he is?
Dean: I dunno. But the way I see it, dad’s giving us a job to do and I intend to do it
Sam: Dean, no. I gotta find dad. I gotta find Jessica’s killer. It’s the only thing I can think about.
Dean: Ok, all right, Sam we’ll find them I promise.
(サム:だから何だよ。だったら電話でもしてくればいいじゃないか。何したいのか、何処に居るのか、なんで親父は言わないんだよ。
ディーン:わからん。でも俺の見るところ、親父は俺たちに仕事を任せたいんだよ。だから俺はやる。
サム:ディーン、嫌だ。僕は親父を探しにいく。ジェシカを殺した奴を探しに行く。それしか考えられないんだ。
ディーン:わかった、サム。必ず見つける、約束する。)
サムの言うことを無条件に受け止めてあげています。ディーン、お兄ちゃんが出ていますよね。そうしながら、方向付けをちゃんとしてあげます。
Dean: Listen to me, you’ve gotta prepare yourself. I mean this search could take a while, and all that anger, you can’t keep it burning over the long haul, it’s gonna kill you. You gotta have patience, man.
Sam: How do you do it? How does dad do it?
Dean: Well for one… them. {Looks over at Hailey and her younger brother} I mean I figure our family’s so screwed to hell; maybe we can help some others. Makes things a little more bearable. I’ll tell you what else helps. Killing as many sons of bitches as I possibly can.
(ディーン:よく聞け、お前は心の準備をしっかりしなくちゃいけない。こいつは時間がかかる。怒りっぱなしじゃお前のほうが先に燃え尽きちまう。辛抱を覚えろ。
サム:どうすればいいんだよ。親父ならどうするんだろう。
ディーン:俺ならそうだな、一つあげれば…彼らさ。(ヘイリーと弟を見やり)うちの家族はめちゃくちゃになっちまったが、他の家族を助けることは出来るじゃねえか。それで少し救われてる。他にもあるぞ。糞野郎どもを殺せる限り殺すのさ。)
そういうのを支えにやっていこう、とディーンは言うのです。あの潤んだ瞳で! これで折れなければサムじゃありません。
翌日、ウェンディゴに襲われてディーンとヘイリーが連れ去られます。ここであの「食料」が役に立ちます。ヘンゼルとグレーテルよろしく、ディーンは連れ去られる間、M&Mを落として道しるべにしていたのです。思わず微笑んじゃうサム。生存のサインに安心しただけでなく、ディーンの面影を見た気がしたのかもしれません。
そしてサムはお兄ちゃんを探して歩く間、ヘイリーの弟がはぐれないようにうまくフォローしながら歩きます。お兄ちゃんがやってたように、なのかななんて思ってしまいます。
■Man, I hate camping.
捕まってるディーンとヘイリーを見つけたサム、ここでの行動はかなり驚きました。
普通はヘイリー助けますよね。女の子だし、一般人だし。
真っ先にディーンの名前を呼んで、ディーンのところへ駆け寄るんだもん。
そして思えば、ディーンの縛られ第一弾がこれだったのですね。この人はどうにも縛られ属性があるようで、この先のエピソードでも何度か吊られたり縛られたりしています。
切羽詰った状況になって、ディーンは自分が囮になり、ヘイリーの家族を逃がすことに。
そのとき叫んだのがこれなのですが、
Dean: Hey! Hey you want some white meat bitch!? I’m right here!
(ディーン:おい、白身の肉が食いたくねえか!? こっちだぞ!)
この「白身」。辞書で引いたんですよ。後ろにbitchもあってwhite meatときたもんです。こういう表現はもしかしたら、海兵隊卒のパパから受け継いだのかもしれません。海兵隊、こういうの超得意そうです。
ウェンディゴを倒すときはお決まりの「Hey!」ですね!
私はここまで来てようやく、相手がワーウルフじゃないことに気づいたという…。ディーンとサムがずっと言ってたのにね、もともと人間だって…。
森から出て、トニーは救急隊の手当てを受け、救急車で家族とともに運ばれていきました。
二人とももうキャンプはコリゴリのようです。
Dean: Sam, you know we’re gonna find dad, right?
Sam: Yeah I know…but in the mean time…I’m driving.
(ディーン:サム、親父は見つかる。だよな?
サム:ああ。だけどそれまではさ…僕が運転するよ。)
投げられた鍵を受け取ったサムはお兄ちゃんみたいに運転席に乗り込み、エンジンをかけます。
このときのサムの照れたような誇らしげな顔といったら。
Driver picks the musicをやってお兄ちゃんを困らせたりしてないのかしらと、ふと思ったりしました。
| 固定リンク
「Supernatural」カテゴリの記事
- 第8話「兄弟ですってば」(2008.02.25)
- ファースト第2話 「you want some white meat, bitch!?」(2007.10.27)
- ファースト第1話「お前とやりたい」(2007.10.17)

コメント